当ブログで担当アイドルについて語ったことがほぼないので、今回は総選挙支援(になるのか…?)も兼ねて依田芳乃というアイドルの話をします。
※あくまで個人解釈です。
依田芳乃というアイドルは、まさしく”偶像”なのです。
拝み屋の家に生まれ、ばばさまから様々なことを教えてもらった彼女は、「人を幸せにすること」を使命として生きてきました。
そんな彼女に転機が訪れたのは、プロデューサーと出会い、アイドルになった時のことですね。
「アイドルというのはつまりーみなから崇拝される神様のようなものでしてー…つまりわたくしの天職といったところですのねー。そなたの望み通りみなに愛されてみせましょうー」
(モバマス ノーマルカード特訓後台詞より)
人々に崇拝される神様……偶像となることが出来るこのアイドルという職業は、彼女の言うとおりまさしく天職だったのでしょう。
かくしてアイドルとなった彼女は、様々な物事を経験し、今に至ります。
では、彼女はアイドルとなって、どう変化したのでしょうか。
それを象徴する台詞が、デレステ「Take me☆Take you」コミュの1話の彼女の密着取材に存在します。*1
以下が該当箇所のスクリーンショットです。
以前とは異なり「洋服」を着るように変化した彼女が、この言葉を紡ぐということに深い意味がある。
そう、彼女は、生き方も在り方も、"なにも"変化していないのです。
確かに彼女は成長した。
鹿児島の離島に住んでいた頃に持っていなかった知識を、たくさん得ることが出来た。
仲間に恵まれ、その大切さを知った。
自らが探し求めていた、共に歩んでいく人を見つけることが出来た。
このように、"成長"はしたけども、生き方と在り方は変化しない。
常に自己を「人々を幸せにする存在」と定義し、他人の幸せのために生き続ける。
それはまさしく、人々の偶像という存在そのものではないのでしょうか。
「依田芳乃という存在は、その姿以上に大きく見える――――――」
これがこのコミュでの密着取材の、タイトルです。
16歳にしてはちょっと小柄な彼女でも、その信念と強さが、彼女を大きな存在に見せるのでしょう。
人の世に穢れは付き物でしてー。だからこそ、人は癒しを必要とするのですよー。
海が満ち引きを繰り返すようにー。太陽が沈み、また昇るようにー。疲れたら癒しを求めるのはー、自然なことー。
あいどるはー、癒しをもたらす存在ー。さすればー、わたくしはどんな代償を背負おうともー、輝く舞台で癒しを授けましょうー。(デレステ [わだつみの導き手] 親愛度MAX台詞より)
人は万能ではなくー穢れを背負い、悩み迷うー。わたくしはー、その全てで人が好きでしてー。
みなに、幸せになってほしいのですー。その力になるために生まれてきたと、思うほどにー。かくして、わたくしはー……。
さらなる高みを目指しながらも、みなのそばにー。そんなあいどるになるものでしょうー。そなたと目指しー、祈るようにー願いますー。(デレステ [わだつみの導き手]特訓後 親愛度MAX台詞より)
何があろうとも、自らの生まれ持った使命…人々を幸せにするためにアイドルで在り続ける。
その信念を貫く強さこそが、彼女の魅力だと自分は思っています。
人とは違う生き方を選ぶ彼女に、どこか寂しさを感じる人もいるのかもしれませんが…
以下の思い出エピソードを読んでみてください。
「そちらにいるのはそなたでしてー?もしや、わたくしの学び舎を訪れようと……。すれ違いにならなかったのは、幸いですねー。
よろしければ、しばし踏切のそちら側でお待ちくださいー。この黄昏時にこそ、そなたに伝えたい言葉がありますゆえー。
わたくしは、みなの声を聞き、生きる身ー。さだめとは認めどもー、自由に憧れー、寂しさを抱くこともありましてー。
学び舎のみなみなも、よき心の人ばかりでしてー。ですがー、わたくしとの間にはやはりー、越えがたき境があるのですー。
しかし、そなたは迷いなくわたくしの手を取りー、アイドルという世界へと導きー、境をひょいっと越えましたー。
いわばそれは、お互いに失せ物を見つけたに等しくー。そのことにあらためて、感謝を伝えたいのでしてー。ありがたきことー。
では、境を越えて……今日もわたくしとそなたとで、ともに歩むとしましょー。手に手を重ねて、携えてー。」
(モバマス 「黄昏の映し人」後編エピソード より)
過去に、確かに彼女は自由に憧れ、寂しさを抱くこともあったのです。
そんな彼女が、探し続け、見つけることが出来た人。
人々の前では偶像であり続ける彼女が、その人の前では、ただ一人の16歳の少女に戻ることが出来る、居場所となりえる存在。
それが、プロデューサー。
自らの"使命"に生き続ける彼女にとっての、"運命"。
「時来たり、でしてー。ファンのみなみなに笑顔を届ける旅路を、今これより始めませー」
「この笑顔の源は、そなたなのでしてー。旅路の果てにそなたの下に帰るのも、さだめですなー」
(モバマス 「アイドルプロデュース the 6th Anniversary」より)
芳乃だって、偶像の姿を捨てて、女の子になりたいことがある。
それは決して弱さなんかじゃなく、彼女が偶像で在り続けるための行為であり、また別の強さ。
お茶とお煎餅が好きで、色んなことに興味津々で、ちょっと甘えん坊で、どこか不器用だけど、
自分の信念を貫く強さを持っている少女。
それが、依田芳乃というアイドル。
そんな彼女の物語は、まだまだこれから。
次はどんな依田芳乃が見られるのだろう。
覚めない夢は、始まったばかり―――――――――――――
この文章を読んで、もし少しでも彼女に興味を持っていただけたのなら幸いです。
総選挙で票を入れて頂けるとさらに嬉しいです。
そして、特に興味を持ったそこのお方。
芳乃のプロデューサーになってみませんか。
きっと、芳乃もアナタという居場所を待っている。
人の幸福のために生きる彼女と共に歩んでいけば、きっと、人生の宝物を見つけられるはず。
「笑顔に満ち満ちた会場をー、馬車でぐるりとひと巡りー……。素晴らしき旅を堪能しましてー。ありがたきことー。
かつては祭りでの大役を与えられー、人々のため、祈り舞うこともありましたゆえー。その景色と重ねておりましたー。
かんなぎとしての芳乃と、アイドルとしての芳乃……。似通ったところもあり、異なるところもあり……感慨深きものですー。
それでもただ確かなことはー……そなたがわたくしに見出した光が、今も昔も変わらずに、ここに在るということー。
そなたとの出会いで見つけたものは、今やわたくしの魂に等しきものでしてー。ゆえに、決して放してはなりませぬよー。」
(モバマス [6thアニバーサリー]思い出エピソード 特別編2より)
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