いままでの記憶

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『Little Busters! English Edition』が発売されたので、あの名(迷)場面の英語訳やオープニングの変化を調べてみた

 11月1日に、リトルバスターズ!の英語版がSteamにて発売開始されました。

自分はリトルバスターズには特別な思い入れがあり、世界で一番好きな作品なので、10周年を迎えた今でもさらに国境を越えて輪が広がっていくのはとても嬉しいです。

store.steampowered.com

普段は3480円ですが、9日までセール中で-20%の2784円となっています。

English Editionというタイトルですが、日本語にもきちんと対応しています。EX追加要素有り・HD画質・モブ含めてフルボイス・寮長の立ち絵あり・今回新規の日本語用語解説あり、と現在様々なハードで発売されているリトルバスターズのソフト全ての上位互換となっているので、この機会に興味がある方はぜひ購入されてみてはいかがでしょうか。きっと最後までプレイすれば、何かを残してくれる作品のはずです。

何度プレイしても新しい発見がある作品なので、既にプレイしている方ももう一度青春を駆け抜けてみるのもいいかもしれません。自分はこれで4周目ですが英語だと新鮮な気持ちで楽しめますね。 

 

…さて、宣伝はここまでにして、発売の報せを聞いた時に真っ先に気になったのはこのこと。

 

 

リトバスファンなら覚えているであろう、来ヶ谷ルートのあのシーン。アニメ版だと恭介の「待てっ!!」って声が迫真すぎて大爆笑した思い出。

(21)を寄せ気味に書くとロリに見える。

果たしてこれは英語版でどのように訳されているのか、確認してみました。

あとついでに翻訳が気になる他のシーンも。(さらば諭吉とか)

 

 

 

(21)

(21)のシーンの公式翻訳はこちら。

まさかの原文ほぼそのまま。

(21)って寄せ気味に書いて「loli」に見えるのは流石に厳しいぜ恭介…!

このゲームは、前述した通りBusterpediaと呼ばれる海外のプレイヤー向けの日本語用語の解説があるので、「ロリ」についてそこで解説しても良かった気がしますね。わかりにくい。

 

ちなみにその前のロリロリハンターズの下り。

日本語版ではここの会話で「別に俺がロリっつってるわけじゃねぇっ!」ってロリコンのことをロリと言い換えてるから少し違和感がありました(アニメ版でもそのままでしたし)が、

英語版ではちゃんと「lolicon」と直ってました。良かったね恭介。

OPムービー

馴染みがありすぎて実家のような安心感というよりもはや実家、なリトバスOPですが、これまで様々なVerが存在してきました。

無印からエクスタシーになった時点で、新規CGなどを追加し映像が変更され、また歌がEcstasy Verに変更。そこからPS2版、PSP版、Vita版、Perfect Editionで細かな変化を繰り返し、そしてHD画質になったPS3版で一部のカット(ヒロインの名前が出て来るところなど)が大幅に作り直されました。「リトバス OP 比較」で検索すればすぐ比較動画が出てくるのでそちらを詳しくはご覧ください。

 

では、今回の英語版はどうなっているのでしょうか。他のVerのOPと同時再生しつつ、言語別に検証してみました。

日本語版

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こちらはHD画質向けに作り直されたPS3版OP準拠ですね。

PS3版OPと同時再生しましたが、あまり変化はなさそうです。

気づいた限りでは、タイトルロゴが表示された後にメンバーがフラッシュカットで映る部分はなくなっていましたね。あそこちょっと好きだったから勿体無いな。

 

英語版

歌詞のローマ字表記と英語付きです。

!?

これエクスタシーの時のOPじゃねえか!

…と思いきや、イントロ部分ほぼPS3版準拠だったり、一部今までのVerには存在せず新しく作り直したようなカットもあったり。

ベースがエクスタシー時のOPなのは間違いようです。後半の真人のCGで木の葉散ってなかったですし。

今回は視聴2回しかしていないので、そのうち比較動画作ってしっかり検証してみますか…

 

ちなみに沙耶のカット選んだのは趣味です。来ヶ谷さん、佳奈多、沙耶が好きです(唐突な自分語り)

 

んま つぁ ちょぎ

また奥深い名言が生まれちまったな…

 

去年内田理央さんが昔の携帯のメモ帳に書いてあったのを見つけたことで少し話題になったこの文章ですが、英語では果たしてどうなっているのか。

まあそのまんまですよね。

 

はるちん大暴走

はるちんが部室で掃除した結果、大災害が発生し地球は崩壊し人類は滅亡し第1部が終わるというバタフライエフェクトにもほどがあるだろってレベルのシーン。…スケールのでかさがRewrite並だ。

ここではるちんの発する「がらがらどっしゃーんっ!!」などの擬音は果たして英語版ではどう訳されているのでしょうか!?答えはこちら。

 

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「がらがらどっしゃーんっ!!」「Cling clang clong!!」
「ずどがががじゅばっしゃーんっ!!」→「Zdogagagagagajuppashaaan!!」
「ずどどでゅくしどっかぁあーーーーんっ!!」「Zdododuckshdokkaaaan!!」

 

一個だけ翻訳の方向が違うのが面白いですね。がらがらどっしゃーんはまだどういうシチュエーションでの擬音か想像しやすいので単語を使って訳されてますが、後者2つはもうわけわかんないって感じだからなぁ…はるちん…恐ろしい子…!

完全なる余談ですが最初に購入した時に背景のスクショとして出てきたのははるちんでした。実質メインヒロイン…いやランダムなんでしょうけど。

 

さらば諭吉ぃっ!!

恭介が募金シーンで放ち、アニメ版でもしっかり存在したこの名言。ソシャゲに一気に1万課金する人が多い今こそ再注目されるべき

しかし日本だからこそ出来たこの台詞。果たして英語版ではどうなっているのかというと…

Kyousuke「Goodbye, ten thousand yen!」

普通に「1万円」だったー!

読み手の手間がかかりますが「Goodbye, Yukichi!!」にしてYukichiに解説入れた方が面白かったと思いますね。ちょっと残念。

 

 

 

というわけで以上、英語訳の検証でした。来ヶ谷ルート直行で気になったシーンを抜き出しただけなので、「ボドドドゥドオー」を始めとする他の名言についても検証したかったのですが今回はここまで。検証記事の次回があるのかは分かりませんが、リトバスの記事は相変わらず投稿すると思うので、その時にでも追記で書くかもしれませんね。

 

こうして検証してるだけでもとても楽しかったので、リトルバスターズは不滅だという台詞通り色褪せない魅力がある作品だと思います。リトルバスターズ最高!