いままでの記憶

作品の感想や考察、その他語りたいことなどを支離滅裂な文で書いていく究極の自己満足ブログ Key/ダンガンロンパ/科学ADV多めです

儚く美しい真実と嘘の物語『CHAOS;CHILD』プレイ感想【ネタバレ注意】

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――そして。僕は、このくそったれなゲームをクリアーした。

 

真実と嘘。現実と妄想。

 

くそったれなゲーム、『CHAOS;CHILD』をようやくクリアしたので感想です。

1月からアニメ化ということで、去年の10月に友人から勧められて借りていたのですが、他作品などで忙しく3月までプレイ出来ず…

春休みということでいざ始めてみると、あまりの面白さにプレイが止まらなくなり、14日から25日までの約10日間ほどでクリアしてしまいました。

個人的には、人生でプレイしたゲームを5つ選べと言われたら間違いなく食い込むレベルの最高の名作でした。

同じくそこに入るシュタゲとは方向性が違いすぎて(真逆に近い)…単純な面白さという点においては比較出来ませんが、完成度という点では勝るとも劣らないと感じました。

 

まだ未プレイの方はとにかくプレイしてみてください。人生何倍も得します。アニメは少し見てみたのですが圧倒的に尺が足りてないので、ゲームを初見でプレイしてみることを推奨。ネタバレが致命的すぎる作品なので気をつけて。

PS3PS4PSVitaXboxOnePCiOSと色んな機種でプレイ出来ます!

とにかく一人でも多くの人にこの美しい物語を知ってほしい。カオヘとシュタゲをやってからの方がいいですけどどちらも必須レベルではないし。

美少女ゲームらしい絵柄だしCEROZだから相当グロテスクですしプレイまでのハードルは高いけども、それを乗り越えるだけの価値は間違いなくあるゲームだと思います。

 

特にこのブログに来てくださった方には、ニューダンガンロンパV3をプレイしている方も多いと思いますが、このゲームはそれと同じく「嘘」がテーマの一つとなっているので間違いなく楽しめるかと…

 

長くなってしまいましたがここから感想です…

 

なお筆者はシュタゲプレイ済ですがカオヘとロボノは無知です。その点をご了承ください。

 

※ ネタバレ注意! 未クリア者は絶対に見ないように ※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シナリオ→キャラクター→トゥルーを通した全体の感想の順で。

 

 

 

 

 

 

シナリオ

プレイ順ですが、トゥルーの感想は最後に。

個別ルートからは攻略見た方がいいと勧められたので参考にしつつ進めました。

共通ルート

1章でホテルのシーンで心臓がバクバクになり、

2章で気に入ってきた来栖が刺されて本気で焦り、

3章で悪趣味すぎる事件にドン引きし、

4章でラストで妄想の中とはいえ世莉架が死んで脳みそがパンクして、

5章で世界観がだいたい分かりワクワクしてきて、

6章で発火能力者とのバトルに燃え、

7章でいきなり出てきた力士シールに驚き、

8章で視覚的にも精神的にも最悪な事件から目を背けたくなり、

9章で好きな来栖がまさかの世莉架に殺されVitaを投げ、

10章で残酷な真実に絶望し、

11章でわけのわからないエンドに何とも言えない気持ちになる。

 

本当は11章全部感想書く予定だったのですが、相当長くなるので手短に。

 

 

カオチャは1章からまったくダレることなく物語が進んだのでとても楽しかったです。没入感が凄かった。ここまでプレイが止まらなくなったのはシュタゲ以来だ…

グロいとは聞いていて覚悟はしていたのですが、流石に非実在青少女出てきた時は軽いパニック状態に。

限定版の特典がプレゼントボックスって知った時は爆笑しました。悪趣味すぎでは?

 

とにかく先が読めないシナリオでしたね。特に8章以降は怒涛の展開で夜通しでプレイしちゃいました。

シュタゲの経験から「身近にいる大人は怪しいんだろうな」と考え、先生が黒幕なんじゃないかと予想してました。あと、BADENDを見て伊藤が黒幕の手先だと思ってました。(ただ伊藤がいいヤツすぎてまったく信じられなかった…彼自身が望んでやってたことじゃなくて本当に良かった)

物語を進めてくうちに彼がやっぱり殺人を犯して落ち込み、そこに身近な存在であった世莉架が犯人でありお気に入りキャラの乃々を殺害し物凄いショックを受けていたら、最高の父親だと思っていて、まったく疑っていなかった父さんが黒幕と判明。そして薄々勘付いてはいたけども、事件を望んでいたのは過去の拓留自身だった…と、残酷な真実が数々と飛び出してくる。

あまりに救いがなさすぎて終わった後は発狂しそうになってしまった…。二転三転という言葉がここまでしっくりくるシナリオもなかなかないですね…

 

 

予備知識ゼロで始めたゲームであり、カオヘは未プレイなのもあって、ギガロマニアックスやディソードなんて設定が出てきた時は少し驚きましたが、プレイしていくうちにすぐ飲み込めました。

これらの要素は物語上必要であるだけで、この作品の本質は違うところにありますしね。

各人物の能力が人物造形にしっかり影響しているのが良かったなぁ。

 

最後拓留と世莉架一緒にどこかに行くエンドで、「トゥルーは共通の続き」という話を聞いていたのでトゥルーどうするんだよとまったく予想出来なかったんですが、微妙に違う世界の話だったんですね。

over sky endは拓留の症候群が直らない&世莉架が記憶がある状態というifの話なのかな?いつかじっくり考察したいところ…

有村雛絵ルート『虚実に抗うその瞳に映るもの』

個別ルート一番手は彼女を選べばいいと攻略サイトに書いてあり、また有村はかなりお気に入りのキャラなのでワクワクしながら個別ルートに進みました。

「共通はあんなに暗いから個別ルートでヒロイン達に浄化されたいなぁ」という甘い考えをこの頃は抱いていた。

 

最初は「実家の事情が暗すぎるだろ…」「香月って能力者だったのかよ!?」と驚きつつも、「着替えCGありがとうございます!!」「有村みたいな後輩がほしい人生だった」なんてイチャイチャパートを楽しんでいました。

 

 

今思えば、カオチャ全体でも屈指のイチャイチャパートの多さでしたね。

そのおかげで共通ルートによる鬱状態から浄化されるという願いは無事成就する…

 

はずでした。

 

 

 

さて、終盤プレイ当時の心境はこんな感じですね。

 

まずはバッドから見よう。うわ、拓留が刺された…こりゃバッドエンドだな…

え?これバッドエンドじゃなくね?なんかご都合主義だけど拓留助かってるじゃん!

あれ…ノーマルエンド行ったつもりが、バッドエンドと完全に同じだし、エンディングムービー流れ始めたんだが…おかしいな?攻略見たんだけど…ムービー飛ばしてもう一度やり直すか…

 

この時バッドエンドでムービー流れないことに気づいていればなぁ…

 

 

 

 

 

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こ ん な ん V i t a 投 げ る わ

 

まさかバッドエンドの真実が明かされるオチとは。

こういう「あれ?選択肢間違えてないのになんでバッドエンドと同じなんだ?」ってギミックが味わえるのはノベルゲームならではですね。ふざけんなマジで。

 

当時は「完全なるバッドエンドじゃねえかふざけんな」と感じてましたが。

彼氏になった拓留と共に過ごすという、幸せな妄想の中に死ぬまで囚われ続ける…

 

トゥルーをプレイし終わった今考え直してみると…これは雛絵にとってはハッピーエンドではあるんですね。所謂メリーバッドエンド。

カオスチャイルド症候群者が見ていた世界は、彼らにとっては紛れもなく現実だった。だったら、雛絵が見ていた妄想も彼女にとっては現実である。

 

…それにしても暗すぎる。拓留に救いをください。

香月華ルート『過去からの残響に踊る』

色々とんでもないストーリーでした。まさにカオス。

プレイし終わった後にインタビュー関連の記事を読み漁りましたが、このルートのライターはシュタゲの林さんが書いたんですね。納得。

 

カオヘの主人公が出てきた時は、プレイしていなかったにも関わらず「おお!」ってなりましたね。かなり頼もしかった…

LCC終わったらカオヘやらなきゃなぁ…

 

先生が委員会の手先だと知って、めちゃくちゃびっくりしました。

共通の時はずっと彼のことを黒幕だと予想していて、9章で犯人絞りの時に先生を選ぼうとしたら不正解になって「結局先生なんもねえミスリード要員かよ!」と思ってたんですがね…

まさか父さん以上の大物だったとは。絶望感半端なかったです。

共通終わった後にプレイし終わった友人と「先生ミスリードなの面白すぎでしょ」とか話してたのが懐かしい…

 

 

さて、華ルートといえば忘れちゃいけない、

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超!強い!力士シール!

 

絵面が面白すぎて流石に爆笑。

 

TRUEで手も足も出なかった和久井を倒せる可能性がここで示されていたわけですね。

ギガロマニアックスって恐ろしい。

山添うきルート『無意識で我が儘な優しさの浸食』

入る条件厳しすぎませんかこのルート。攻略見なきゃ入れる気がしない。

久野里さんがルートないのは共通やってる時点で分かっていたけども、うきがルートあると知った時はびっくりした。てっきり年齢が離れてるからないかと…

 

最初の描写と、あまりにも都合が良すぎる世界であることから、全部拓留の妄想というオチと予想してましたが…

まさかのうきの妄想というどんでん返し。悲しすぎる真実…

…「まさか」ばかりだし、このゲームにひたすら驚かされてるな。

 

6つもエンディングあって見るのに苦労しました。

2つノーマルエンディングがありますが、どちらもかなり好きですね。

特にTRUEルート解放条件のエンドであるDream sky endはかなりお気に入り。

拓留は動かないうきと一生暮らし続ける…悲しいけども美しい終わり方でした。

 

一方、胡蝶の夢をテーマにしたAnother sky endは、カオスチャイルド症候群の伏線としてしっかり機能していましたね。

妄想から覚めた先もまた妄想である可能性…

来栖乃々ルート『錯綜する光と影に惑う思いは』

乃々が一番お気に入りであり、「来栖ルートは最後にやったほうがいいですよ」と複数人に教えて頂き、最後にプレイしたのですが…この力の入れようを見て納得しました。他のルートよりも明らかに濃い…

物語の核心を突く話でしたし、トゥルーの次に好きなエピソードです。

 

世莉架と来栖は今まで対極的な存在として描かれてきましたが、それがしっかり活きてくる。妄想の存在である世莉架と、妄想の姿である来栖…

この二人がもっともっと好きになるお話でした。

川原の株は作中最低レベルまで落ちましたが

 

結衣と結人とうきと佐久間からは家族一のしっかり者として頼りにされ、

雛絵からは接した時間は短くとも好かれており、

伊藤からは怖がられているが本心では厚い信頼を置かれており、

華にとっては部活に入れてくれた恩があり命を賭けてでも救いたい相手であり、

川原を恋のあまり狂わせるほどの美貌と性格の持ち主であり、

そして親友の世莉架が嫉妬するほどに拓留から大切にされていた、

謂わば完璧とも言える人物であった、来栖乃々。

 

彼女の姿や名前は、南沢泉理という少女の妄想…「嘘」だった。

けれども、泉理の友人や家族への「想い」は決して「嘘」ではなく、確かに「真実」としてそこにあった。

 

最近プレイした某ゲームのおかげもあり、すぐにこの答えに至ってプレイ当時は「おい拓留!!そんなに泉理を攻めなくてもいいだろ!!」なんて感じてましたが…

隠し事はしないという家族での決まり事を破っていたらまあ怒るわなぁ。拓留にとっては最高レベルの地雷だったわけだし…

最後はしっかりこの結論にたどり着いてくれて一安心。

 

 

しっかし、このルートの世莉架、切なすぎるんですよね…

拓留が泉理を選んだからって何も死ぬ必要なんてないだろ…どれだけ拓留が好きなんだよお前は…普通の女の子として頼むから過ごしてくれ…

 

…と、当時思っていたところにタイトル画面に現れる「TRUE」の文字。

ワクワクが止まらなかったなぁ。

 

 

さて、TRUEの感想は最後に回して、ここで一旦キャラ語りの時間です。

 

キャラクター

一部のサブキャラクターも含めたキャラ語りです。順番は適当。

ギャルゲーのお手本のような絵柄とは裏腹に、みんなリアリティにあふれている人物ばかりなのが素晴らしかった。メインキャラはみんな大好き。

橘 結衣

可愛い妹キャラであり序盤の癒やし。そしてカオスチャイルドでも屈指の不遇人物。

彼女に愛着が湧いてきたところに、容赦なく襲いかかってくる「非実在青少女」は数々のプレイヤーにトラウマを刻み込んだはず。

ルート終了時点で生き残るのは雛絵ルートと華ルートだけという、しかもこの2ルートでもエンド考えると彼女に幸せな未来は訪れそうにないし。

過去も絶対酷いしなぁ…男性に対してトラウマを抱いている理由は結局物語では語られなかったので想像するしかないんですが…ろくなものが思い浮かばない。

 

 

彼女に救いはないんですか?

LCC頼んだよ。

橘 結人

さりげにかなりの成長キャラだった弟。

 

生き残ったとはいえ、作中でもトップクラスに辛かったであろう人物ですよね。

ずっと一緒だった姉を失い、追い打ちのように初恋の人だった姉も死に(トゥルーでは昏睡状態だったけども)、さらに自分を育ててくれた父は死に、兄は犯罪者と全国に知られ渡っており、唯一の支えだったうきすらも昏睡状態に…

こんな出来事がたった2ヶ月ほどの短期間で襲い掛かってくるなんて常人じゃ耐えられるわけない。

 

でも、トゥルーで出てこなかったということは、一人でも強く歩める状態にはなったんでしょうね。

良かった…本当に…

佐久間 恒

理想の父親

 

だと思ってたのに…

信じてたのに…

 

 

世莉架の電話相手が、喋り方でこの人だと分かってしまった時は手の震えが止まりませんでした。

その時は事件の黒幕であっても、家族を大切に思う気持ちは嘘じゃないと信じたかった。

 

 でも、彼の行動原理は面白いかどうか…それだけだった。

家族との生活も研究も、何もかも彼にとっては「面白いから」やっているだけでそれ以上でもそれ以下でもない。

 

本当に恐ろしい人物でした。

自分もある程度快楽主義者なところはあるんですが、極端すぎてまったくもって共感できないし理解できねえ…

ゲンさん

この人は委員会関係者なんじゃないかと最後まで疑ってました。

…実際はそんなことはありませんでした。ごめんなさい…

クールキャットプレスによって拓留の思考を操作してるんじゃないかなんて考えてしまった…

 

乃々が刺された時や拓留が指名手配された時など、いざという時に頼りになる人でした。

実は深い裏設定があるらしいので気になるなぁ…

意味深な発言をたまにしていたのは、酔っていたからなのか、それとも…

 

川原 雅司

今作屈指の株暴落キャラ。

文化祭の缶コーヒーイベントの時は「いいヤツだなぁお前…」って思ってたのに…

 

久しぶりの再登場した来栖ルートでは予想外の狂気を発揮しプレイヤーをドン引きさせる。

しかも拓留を暴行した後はそのままフェードアウト。

失笑するしかなかったです…なんなんだこいつ…

「情報」をしっかり自分の中で考えて受け取ることが出来なかった人物として描かれてたんだろうなぁ。

 

来栖ルートのラスト彼どんな状態になってたんですかね。気になる。

和久井 修一

先生は仮の姿…共通のミスリード担当かと思えば黒幕の一人。

華ルートで委員会の手先と判明した時には、まさかトゥルーでラスボスになるとは思ってなかったですね。

 

ただひたすらに自分の目的のみを追求し続けるマッドサイエンティスト

もちろん彼の考えに共感は出来ませんし絶対に許すことは出来ませんが、彼の思考回路は分からなくはないです。川原くんよりは理解出来る

人間味が溢れるいい悪役でしたね。

百瀬 克子

めちゃくちゃ頼りになる方。

かなりの人格者でもある。あの久野里さんが敬語使うのも納得。

序盤で彼女が出てきた時の安心感は半端なかったなぁ。

 

カオヘから唯一続投しているキャラらしいですね。

まだまだ明かされていない彼女に関する秘密もあるでしょうし楽しみ。

神成 岳志

理想の大人。

カオチャ最大の良心では?

 

周りに流されずに、自分なりのやり方で真実を追求する姿勢は、本当にかっこよかった。

最初から最後までめちゃくちゃいい人だしなぁ…周りが個性豊かすぎて振り回されてたり、わけのわからない非現実的な出来事が次々起こったりとなったりとストレスは半端なかったでしょうが、それでもしっかり仕事をこなしているのは凄い。

 

百瀬さんにあなた死ぬわよって言われてたからいつ死ぬのかとハラハラしてましたが、無事トゥルーでも最後まで生き残って一安心。

 

胃がキリキリしてた時は流石に心配になりましたが。長生きしてください。

 

拓留が「兄がいるなら神成さんのような人が良い」みたいなこと言ってたけど全くもってその通りだ。

伊藤 真二

8章で物語から退場するまで、常に拓留のために行動してくれた、素晴らしい友人。

バッドエンドを見てもまだ彼が悪役サイドだと信じられず(実際は操られてるだけでしたが)、8章の電話のシーンで判明してしまった時は「一緒にパンツを見たお前がなんでこんなことしてるんだよおかしいだろ…!!」ってめちゃくちゃショックを受けました。

 

生き残りはしましたが彼もまた救われない人物ですよね…冤罪と判明しても全国に名前と顔が犯罪者として知られ渡った過去は消えないわけで。

彼自身も一生消えない心の傷を負っていますし、肉体的にもまだまだ安心は出来ない。

 

 

拓留のアレを揉むネガティブ妄想は妄想トリガーの中でもトップクラスに好き。

LCCに伊藤ルートありますよね?期待してますよ。彼と一緒にもっとバカなことをやりたい…

久野里 澪

個別ルートがない"ヒロイン"。セリフの中でシュタゲとの繋がりを明確に示してくれて嬉しかったですね。

 

「なんでこんな黒髪ロング高身長巨乳とかいう俺好みのヒロインの個別ルートないんだよおかしいだろ」って思ってましたが…

カオスチャイルド症候群の真実を知って納得。彼女から見たら拓留も老人だったわけか…

ルートがないこと自体が伏線だなんて…まさにギャルゲーだからこそ出来ること。

 

そういえば、個人的に共通ルートでの最大の疑問が病院の地下で久野里さんが「お前…尾上世莉架か?」って会ったことあるのに驚くシーンなんですが、これの答えって何なんですかね?カオスチャイルド症候群を含めて考えても分からない…単純にミスかな?

 

さて、彼女と言えば何と言ってもTRUEルート。久野里澪ルートでは?と思うぐらいにはヒロインしてました。

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このセリフ思わずスクショ撮っちゃったレベルには好き。

 

拓留の症候群が治って、彼女もようやく他のヒロイン達と同じ立場になることが出来たんだなぁ。

お前をずっと観測し続けようって…流石紅莉栖の後輩。

彼女の過去が明かされるらしいドラマCDを聞きたい…過去編の漫画の方は購入したので後で読みます。楽しみ。

 

種田さんのあの落ち着く声が本当にマッチしてて大好きだったのですが(ケイさんの放送を永遠に聞いていたい)、アニメやLCCでは休業のため代役になっているのが非常に惜しいです。真田さんも素晴らしいのだけどどうしても慣れるのに時間がかかる。

このタイミングで種田さんを休業にした神様を恨む。

香月 華

無口系ヒロインですが、実はとっても仲間想いな少女。

 

ヒロインズの中では一番可能性を秘めていており、恐ろしい能力の保持者です。共通ルートでは能力者ということを結局打ち明けませんでしたが…あんな能力持ってるんだったら間違いなく狙われるぞ…

…といっても不確実性が大きすぎて基本的には損しかしない能力ですが。そりゃナイトハルトも困るわ。

 

あの「ん」は使い回しが一切ないということで、仲谷さんの演技力に脱帽。

無口なのにとても感情豊かっていうギャップがまたイイですね。

 

TRUEで登場した時は「香月がみんなと普通に喋ってる…!!」と感動しました。

どうか幸せな日々を送って下さい。

山添 うき

過ごした時間は短くとも、確かに拓留達の家族だったうき。

初登場時は「こいつ黒幕の手先か?」なんて考えてましたごめんなさい。

 

長い間、他人のために生きることしか出来なかった彼女は、拓留の手によってその束縛から解き放たれ、友人や家族というものの暖かさを知ります。

そして、その暖かさを知ってしまったがゆえに、個別ルートでの悲劇が起きてしまうという悲しみ…

でも、それを知らないまま被験者の世話をする生活で一生を終えることは、それこそ最大のバッドエンドなんだよなぁ…

タクのおかげで新しい家族という道を歩むことが出来ましたが、あのまま久野里さんに預けてたらとんでもないことになってそうだ。

 

プレイ当時、うきと来栖が並んだ時にリボンが対称的になっていることに気づいて、「この二人何かしら繋がりがあるのでは?」って予想してますが、「妄想によって姿が変わっている」って共通点があったんですね。周りに望まれたから成長しないって悲しすぎる…

彼女はトゥルーの世界では、妄想から解き放たれたことから、ちゃんと成長するんでしょうかね。成長したうき見てみたいなぁ…

有村 雛絵

最高にかわいいヒロイン。こんな後輩が欲しいよリアルブートさせてくれ。

妄想トリガーで腐女子になったり、男の娘になったり色々と大変な目に遭わされていたのが印象的。拓留は彼女をどうしたいんだ。「オナシャス!」は流石に爆笑しました

 

最初は何を考えているかわからない少女というイメージだったのですが、物語が進むに連れてどんどん好きになっていきました。

こういう普段は仮面を被っているタイプのキャラクターめちゃくちゃ好みなんだよなぁ…

怖い時は素直に怯え、ディソードを振り回し取り乱したりと、ヒロインズの中でも最も人間らしかった人物。というかこの作品は他のみんなのメンタルが強すぎる。

 

その能力により、本当の自分を出すことの出来ない彼女でしたが、裏表の少ない拓留達と出会うことによってようやく居場所が出来ました。

そしてうきと同じく、彼らと出会ってしまったことで個別ルートであのような結末に至ってしまったわけなんですが…

自分の妄想によって生じた能力を恨み続けた彼女が、最後は妄想に囚われる結末を迎えるなんて、いつ考えても悪趣味すぎるお話だ。

 

ああああああああああああああいつ考えても有村雛絵ルートは救いなさすぎだろおおおおおおお!!!

LCCでイチャイチャするぞおおおおおおお!!!!

来栖 乃々/南沢 泉理

今作で一番好きなキャラです。元々好きだったけど個別ルートで好感度カンストした。

まず姉キャラに弱いんですよね。色々ずるいよ。

彼女が自分の姉として存在する世界にならねーかな。

 

常に光の部分しか見えなかった彼女が、個別ルートで始めて影の部分を見せるのが良かったですね。「錯綜する光と影に惑う思いは」ってタイトル素晴らしい。

死んだ来栖のようになりたいという想いだけで、ここまでのことが出来るとは考えにくいですし、泉理は昔暗い性格だったとしても、本質的には来栖と同じで思いやり溢れる人物だったんでしょうね。

 

彼女の設定には色々感心させられました…「こんなキャラクター造形のやり方があるのか!」と。普通のゲームでもなかなかないような設定なのに、まさかギャルゲーでやるとは…かなり衝撃的でした。最も、トゥルーでもっと凄いのをぶっこんできたわけですが…

公式HPの来栖の紹介文にはヒロインと明記されていなかったり、PS版OPでヒロインが5人並んでるシーンで来栖の代わりに泉理がいたりしたのもこういう背景があったからなんだなぁ…凄い。

 

しっかし、彼女ほどネタバレなしで魅力を語りにくいキャラクターもなかなかいないのでは…

好きなキャラは来栖って言うと、それは本物の来栖ではないわけで…かと言って泉理が好きとかいうとそれはネタバレになるし。

まあ、「来栖乃々」の姿をしている「南沢泉理」が好きだからどっちでもいいのか!好きなキャラは「乃々」なら解決するし。

拓留も言ってた通り姿形なんて重要じゃありませんしね。カオスチャイルド症候群の真実にも同じことが言える。

 

…余談なんですが、来栖乃々の誕生日が4月19日で、南沢泉理の誕生日が6月7日なんですが、めっちゃ祝いにくい。

どっちを祝えばいいんだ?泉理の方だけでいいのかな?

あ、LCCには期待してます。来栖と泉理の二人とイチャイチャしてるCGが気になってしょうがない…あの来栖は本物の来栖だったりするのか…?

 

全員に言えることだけど、短いスペースじゃ語りきれないぞ!!

あ、彼女の視点から本編の補完ストーリーが描かれる「とある情弱の記録」の小説を購入してみたので早く読まなきゃ。楽しみ。

 

ちなみにこの記事各キャラの呼び方が安定してないし特に「来栖」と「乃々」が混合されてますが、来栖の方が打ちやすいせいです。ちゃんと名前で呼ばなきゃな…

尾上 世莉架

ここまでメインヒロインという言葉が似合うキャラクターもなかなかいないのではないでしょうか。

 

常に拓留のために行動し続ける彼女は、まさに理想の幼馴染。

拓留が願ったことを、絶対に遂行しようとしてくれます。

ルートによって拓留の本当の願いは変わりますが、それが叶うまで、毎回ちゃんと見守ってくれるし。

…来栖ルートだけは例外なんですけどね。

さっきも言いましたけど、来栖ルートの世莉架めちゃくちゃ好きだなぁ…来栖と親友だからこそ、最後ああいう行動に出たんでしょうね。

 

 

人の心の中が見える彼女ですが、それから何を読み取るか、それをどう認識するかは観測者次第。

彼女はそのことを失念していた、だから間違えてしまった。

拓留の事件を起こしたい願いを叶えるために、彼の身近な人を殺すだなんて、彼の本当の願いとは程遠いに決まっているのに…

 

 

PS版OPをクリアしてから100回以上リピートしてるぐらいには中毒になってるんですが、ラストの「偽りの願いを捧げる」の部分がたまらなく好き…OP見直した時泣きそうになったわ…

www.youtube.com

一瞬溜めるところで世莉架が白黒になったり、そこから背景が力士シールになるのセンスありすぎでは?

宮代 拓留

来栖と並んで最もお気に入りのキャラ。

この作品は宮代拓留という子供…チャイルドが大人になるまでの物語なんだよな。

 

情強を名乗る、現実でもどこかにいそうな少年。

序盤ではそんなイメージだった彼ですが、中盤以降の家族想いな一面や自分の身を犠牲にしてでも真実を追求しようとする姿勢には感銘を受けました。

そしてトゥルーで、全てを知りつつも世莉架への想いにより自らを犠牲にして彼女を救う決断をするまでに成長する姿には思わずうるっときてしまった。

シュタゲと同じくカオチャも声優さん達の演技が最高でしたが、特に松岡くんの演技は印象に残りました。

叫びの演技がとにかく凄い。シリアスな場面だけでなく妄想トリガーでも叫ばなきゃいけないから収録めちゃくちゃ大変そう。

 

ここまで心情描写が丁寧で、リアリティ溢れる主人公はなかなかいないでしょう。

本当に本当に幸せになってほしい…

 

とりあえずLCCで拓留の幸せな姿を見なきゃ。悲惨なオチじゃないですよね?彼にも救いはありますよね?頼むッ…!

 

 

ではラストに、トゥルーと全体の感想を。

TRUEルート『本当の彼女たちの生き方』&全体の感想

「トゥルーエンド」の本当の意味を思い出させてくれる、「真実」のシナリオ。

 

「部外者」であり「情報弱者」である、普通の女の子となった尾上世莉架の視点で語られる…儚く美しい物語。

 

もう最初からとにかく驚きっぱなしでした。

 

カオチャは昔「主人公は実は老人」というネタバレを踏んでしまっていたんですよ。

それで、拓留の1年間の昏睡状態が個人的には気になってて、うきルートのこともあり「共通ルートも個別も全て地震で昏睡状態になった拓留が見ている妄想で、トゥルーは現実世界の老人の拓留が何十年もの昏睡状態から目覚める話なんじゃないか?ツッコミどころ多いけども…」なんて予想していたんですが…

 

 

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( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(;゚ Д゚) …!?

 

 

主人公だけじゃなかったのかよ!!!

カオスチャイルド症候群が老化を引き起こすのかよ!!!

老人じゃないのは世莉架だけだったのかよ!!!

 

 

ネタバレのおかげで余計驚くハメになってしまった。

普通の美少女ゲームじゃありえない設定ですよね。ヒロインの実際の姿がおばあちゃんなんて人によっては受け付けられないオチですよこれ。

「例え症候群者以外にとってはみんな老人であっても、拓留が見てきた世界は彼にとって紛れもなく現実であって、それはプレイヤーにとっても同じ」と考えていましたし、「姿形なんて重要じゃない」という来栖ルートの話もあって、ショックはそんなに受けなかったのですが(流石に乃々好きにとってこのCGはダメージありましたけど)

とにかく驚きました。

しかも序盤からたくさん伏線が張られていたのが凄い。

「こいつらすぐ息切れるな」とは走るシーンが多くて少し疑問に思ってたけどそういうことだったのかよ。

この老化の原因はカオヘで語られてるようなので今から楽しみにしておきます。

 

 

症候群が治った拓留が登場してからはとにかく悲しかったです。

トゥルーで世莉架と話してる時の拓留の笑顔を見て胸がズキズキ痛みました。

 

普通の女の子となった世莉架は、容赦なく彼に罵声を浴びせ続ける。

カオスチャイルド症候群だった拓留が最も嫌っていた「情弱」そのものなんだよな…でも、それを望んだのは拓留…

 

ラスボスの和久井が出てきて、てっきり能力なしで奴に立ち向かう話なのかと思っていたら、そんなことはなかったですね。

とにかく救いがなかった…これで和久井が症候群を治すためのデータすら消してたって考えるとゾッとするな。

 

結局誰も救われない終わり方。

 

犠牲になった人々が戻ってくることはないし、伊藤は身体的にも精神的にも社会的にも窮地に立たされているし、

ヒロインズは症候群の影響もあり、病気にかかる可能性も高いし、これからの人生においておそらくずっと定期検診をすることになる…決して「普通の人」には戻れない。

 

 

そして宮代拓留は、全ての罪を被る。

一生囚人となり、和久井に狙われ続ける人生。

彼の人生に平穏というものは存在しない。

 

事件の全ての真実を知っている、拓留がなぜそんな選択をするのか…

 

それは、自分の願いによって生み出され、罪を犯してしまった幼馴染…世莉架が普通の女の子になることが彼の「本当の願い」だから。

そのために、拓留は舞台の上で演者であり続ける。世莉架はその観客であり、舞台に上がることはない。

 

二人でこの世界で生きていくために、彼らは一生交わらない道を進んでいく。

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「ううん。知らない人。」

「うん……僕もキミなんて知らない……」

 

このラストシーンで思わず涙が出そうになった。

 

自分を犠牲にするのも、真相を知っていながら嘘をつき続けるのも、全ては幼馴染への愛のためだなんて、なんて儚くて美しい物語なんでしょう。

「silent wind bell」の、「今なら書けるよ 願い込めて 揺れる風鈴に さよなら 愛しい 大切な人 どうか"幸せに"」って部分を聞いてるだけで泣きそうになる…

 

あまりに美しい終わり方すぎて、終わった後呆然とタイトル画面を眺めてました…

トゥルー後のタイトル画面のBGM『SILENT WORLD』はこのゲームで一番好きなBGMです。全てが終わったあとにこれほどタイトル画面のBGMが心に染みるゲームがあっただろうか。

 

 

 

シュタゲと真逆の終わり方だったのが印象的。

シュタインズゲートが「なかったことにしてはいけない」物語なら、

カオスチャイルドは「なかったことにしなければいけなかった」物語だった。

カオチャの世界線がSG世界線っていうのもまたなぁ…過去はもう絶対に変わらないんだよな…

 

世莉架は途中の描写から考えると、もしかしたらラストシーンの時点で真実を断片的にでも思い出していたかもしれませんね。

でも、決して自分が犯人だと名乗り出ることはなかった。拓留の本当の願いのために。

もう心を読む能力なんてなくても、彼の願いは分かっているのですから。

 

 

あまりにトゥルーの拓留が悲しくて、彼の想いが美しすぎて、そのことに関してばかりのまとまりのない感想となってしまいました…他にもたくさん感じたことがあったんですが…そろそろ〆に。

 

CHAOS;CHILD

真実と嘘、現実と妄想、情報強者と情報弱者、などなど…

様々なテーマを取り扱った、本当に素晴らしい作品でした。

終わった後に、確かにプレイヤーの心に何かを残してくれる作品だったと思います。

物語の彼らの妄想が、現実を変えたように。カオスチャイルドというフィクション…謂わば妄想とも言えるものが、現実世界の私達の心を変えたはず。

 

 

事件が起きるたびにワクワクしてプレイが止まらなくなるゲームでしたが、事件が起きた理由が「全部主人公が望んだから。これはくそったれなゲームだ」と真実を突きつけてくるところといい、メタフィクション的な面もある作品だったと個人的には感じました。作中で直球な表現をしなくてもこういうメッセージ性を持つことは出来るんですね。某作品もこんぐらい上手くやってくれ

こういう、ゲームだからこそ出来ることをたくさんやっているのがとても好み。

 

情報を、やろうと思えば好きなだけ手に入れられる現代社会。

その人が知っている情報によって世界の見え方はまるで違ってくる。カオスチャイルド症候群者とそうでない者から見える世界がまったく違ったように。

どれだけ情報を持っているかということも大事ですけども、本当に重要なのは…その手に入れた情報から、一体何を考えどう行動するか?ということ…

 

なんて、プレイ後は考えてましたね…メッセージ性が強い作品が好みなのでカオチャは考えることが多くて良い。

どういうこの物語はメッセージが含まれているか、という点においての解釈は当然分かれますが、さっきも言った通り…プレイヤーの心に響く作品であったのは真実でしょう。

 

終わった後の余韻が、クリアから3日間経った今も続いてますが…

まだまだ小説や漫画などのスピンオフに触れたり、Amazonプライムでアニメ一気見したり、そしてLCCも待っているので、もっともっとカオチャの世界で妄想を続けていかねば。

 

 

本当に本当に本当に、やってよかったゲームだったと思います。この美しい物語を生きてる間に知ることは出来たのはかなりの幸運…一生忘れることはない。

ここまで自分の琴線に触れる作品に出会えることは人生で10回もないでしょう。勧めてくれた友人ありがとう。スタッフの方々ありがとう。そして、キャラクター達に出会えて良かった。本当にありがとう。

どうかこの作品がもっと多くの人の手に渡って、これからもずっと愛されていきますように。

 

 

 

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!

というわけで、次回は「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」感想でお会いしましょう!

春休み中にはクリア出来ると思うので再来週あたりの更新になりそうかな?お待ち下さい。