「ダンガンロンパ/Keyメインです」ってトップに書いてるのに、最近まったくと言っていいほどKeyの記事を投稿していないこのブログ。
というわけで、昔書いてた「リトルバスターズ!Refrain」のOP映像考察をリメイクして投稿してみます。
3年前のアニメのOPなので今更感凄いですけど…人生で一番愛してる作品ですので何度も考察してしまう…
今年でリトバスは10周年ですしぴったりですね!そういえば来ヶ谷唯湖さんの誕生日祝いどうしよ…
1期OPとの対比のシーンが多いのでそっちを復習しておくことを推奨します。
当然ながらリトバス本編の重大なネタバレ含んでますので注意。
未プレイの方はこの記事を読んでリトバスに触れてみてください。面白さは保証します。(ダイマ)
冒頭、タイトル部分。
灰色の空が、青色に染まっていき、タイトルロゴが表示されるシーンですね。
リトルバスターズというアニメは、空を強調するシーンが多めです。
例えば、
1期26話で、ヒロイン達に君がいなければリトルバスターズは結成出来なかったと言われ、自らの強さに気付いた理樹のシーン。
このシーンでは、空を一羽の鳥が飛んでいきます。
鳥が理樹を表していることは1期OPの走ってるシーンから想像できますね。
理樹が成長して飛び立っていくことを表している、と。
Refrain9話で、謙吾が試合前に空を見つめながら理樹と鈴を守り続けることを決意するシーン。意味深に空を見つめている。
これらを見るに、リトバスアニメにおいて空は虚構世界の象徴なのではないでしょうか。動かない空は虚構世界の特徴の一つ。
灰色の空が青色になっていくということは、虚構世界が出来ていく様子を表しているのでは。
次は理樹がどんどん成長していくも、常にリトルバスターズメンバーに見守られてきたということを表すシーン。初期メンバーとの絆を感じさせます。
ひとりじゃ寂しい
その次に映るのは高校生になった理樹。
だから手を繋いだんだっけ
それじゃいつまでも
子供のままだ
そこにリトルバスターズの初期メンバーが集まっていく。いつものように。
このシーンは、キャラの登場の仕方が特徴的。
重要なのは、キャラの「出現仕方」と「出て来る向き」
右からは恭介、真人、謙吾の3人が出て来るのに対し、左からは出て来るのは鈴のみ。
また、鈴は画面外から歩いて登場するのに対して、他の3人は何もないところから出現しています。(謙吾はスロー再生しないと分かりにくいです)
その意味は明白ですね。理樹と鈴のみが特別なのですから。
どうしても
5人のそれぞれの笑顔のアップ。
もう、昔のように笑い合うことは出来ない。
伝えたかったんだ(一瞬の夢の中)
サビ冒頭のヒロインズ。それぞれのルートのラストシーンを描いている。
各ヒロインは、このシーンにおいて満たされることで虚構世界を去る決意が出来るようになる。
(姉御はちょっと違いますけど。しかしこの姉御いつ見ても美しいな…)
繋いだ手はもう(奇跡を起こし二人見守ってきた場所)
次に流れ星を見て願い事をする小毬。
さて、来ヶ谷→美魚→葉留佳→クド→小毬という順番。
この順番といえば、連想するのは…
アニメ版のメンバー達が、虚構世界から消えた順番。
美魚葉留佳クドの3人一緒に消えたからこの画像だと順番が前後してますが。
小毬は世界から完全に消えたわけではなく、鈴のために最後まで残っていましたね。(原作で言う最後のゆめ、アニメだとRefrain12話)
小毬が願い事をしているシーンなのは、世界が終わる時に最後のゆめを鈴に見せてほしいという願いをしてから消えたことを表しているのでしょう。
バラバラになる
次のシーン、対立している恭介と理樹。
ここは1期OP(下の画像)との対比。
空が暗くなるという背景の変化は、虚構世界の象徴である空が暗くなる=世界を構成しているメンバーの数が減ったことを表しているのでしょうか。
1期OPでは歩いて行く理樹の前に恭介がいたが、2期OPでは位置が逆に。
二人は、もう同じ道を歩めない。
泣きそうになる謙吾。
どこか切ない表情をする真人。
疲れ果てた私服の鈴。
まさに鈴ルートを表してますね。
次は初見だと謎のシーン。
ではここで2期PVを見てみましょう。
冒頭のシーン。1つの水滴が落ちて、8つの波紋が出来上がる。恭介の話してた「波紋の奇跡」のシーンのことですね。
そしてその後、波紋の中心から赤い何かが出て来る。このシーンと完全に同じものですね。
というわけでおそらく正解は「血」じゃないかな、と。バスから漏れ出るガソリンのことかと最初は思ってました…
ひとつずつ消えてゆく
1期OPではもやが晴れていく学校から2羽の鳥が飛び出していたが、今回は学校にもやがかかっていく。
もやが晴れていく学校から2羽の鳥が飛び出すことは、鈴ルートの逃避行を表している。
そこにもやがかかっていくといくのは、世界の終わりを意味する。
目覚める日へ
必死に上り坂を走る理樹。背景が霞んでいき、涙を流しながらも走り続ける。
みんなで笑顔で下り坂を降っていた1期OPとの対比。
背景が霞んでいくのは世界の構成人数が減っていき、崩壊が始まっていることを表しているのでしょう。
リトバスメンバーが消えていき、悲しみながらも1人で走り続ける理樹。
フラッシュカット部分。映るのはヒロインズが残した象徴のものと男3人組。
ヒロインズの象徴のものは
クド→個別ルートでワープした歯車
美魚→砂浜に転がる傘
来ヶ谷→ピアノに置いてある集合写真
小毬→人形劇の人形とがんばるペンギンさん
葉留佳だけハブられているのが放送時は気になっていたんですが、BD特典ブックレットのOPの紹介には雨の中に置いてある髪飾りのカットがあったことから、曲に合わせられなくて泣く泣くカットされた可能性が高いです。
BDのOPで完全版として入れてほしかった…叶わぬ願い。
男3人組はヒロインズと違って姿が映ってるのは、彼らはRefrainまで世界にいたからですね。
真人と謙吾はエピソードのラストシーン。ここ謙吾がジャンパー着てるのはちょっとおかしいですけど突っ込まないでおきましょう。
恭介は手紙を抱えているレノン。2期PVでも映ってたシーンですね。
とっとと走っていけ
登り坂を走っていた理樹が、1点に到達し光が生まれ、その後また大きな光が画面を覆い尽くす。
ここでは理樹の周りに4つの線(登り坂を走っていた時の崩れていく背景)がありますね。
完全なる深読みですが、これは2期で理樹を導く「恭介、真人、謙吾、来ヶ谷」の4人を表現しているのではないのでしょうか。(小毬は鈴担当なので例外ということで)
大きな光の中には木々がありますが、これはバス事故現場を表しているのでしょう。
2期13話でナルコレプシーを克服した理樹が「生まれよう…新たな世界へ」と言って1期OPのように光を掴み現実世界に戻るシーンがあるんですが、そこでも小さな光が生まれる→OPと同じ大きな光が画面を覆い尽くす演出がされていることから、これは間違いないかと。
サビの終わりを飾るのは、椅子に座る恭介。Refrain11話のあのシーンですね。
ここで、監督の名前がクレジットされるのが印象的ですね。リトルバスターズという物語の監督は棗恭介みたいなところありますし…
ちなみに個人的に一番好きなカットです。
祭りのあとのようで
寂しいだけ
2人きりの理樹と鈴。
ここで2人で窓の外の空を見つめているのは、虚構世界から離れたことを表しているんじゃないかと思います。
…実際は、Refrain最終話でも完全に同じシーンが使われてたので違うんでしょうけどね。ミスリードだ…2人きりじゃない…みんな生きてるんだ…良かった…
結論として、このOPは
「虚構世界が作られ、そこで楽しく日常を過ごしてきたリトルバスターズ。
でもこのままではいられない。
消えていく、来ヶ谷美魚葉留佳クド小毬といった新メンバー達。小毬は最後に鈴のために願い事をする。
鈴ルートに突入し、残った初期メンバーの気持ちもバラバラに。
そして世界が崩壊しRefrainに突入し、終わりの時が近づく。
今までとは違って、みんなでもう楽しく過ごすことは出来ない。涙を流しながらも前に進み続ける理樹。
理樹が強さを得て走っていった先は、バス事故現場。
それを見守り続ける棗恭介。
そして、最後に強さを得た二人は…」
という感じで、アニメ2期の内容をそのまま表していることが分かりますね。
こうしてまとめてみると本当によく出来ているOPだなぁ…
完全なる自分語りなんですけど、このOP、人生で一番見たOPなんですよね。
先行上映で公開された当日にまず50回リピート。
今じゃリピート回数1000回は越えてますね。ギネス記録取れるんじゃないか。
いいアニメスタッフに恵まれて良かったよリトバスアニメ…
雑な考察でしたが、このOPの凄さを少しでも実感して頂いたなら幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
Keyの記事はこれからも投稿していきますのでよろしくお願いします。「いままでの記憶」というCharlotteが元ネタのブログタイトルに流石に嘘はつけないですし…