たまには感想考察以外の短めの記事でも、ということで。
ダンガンロンパ3、絶望編OPEDの「カミイロアワセ」「絶対希望バースデー」のCDを買ったので簡単な感想です
※スーパーダンガンロンパ2のネタバレ注意
カミイロアワセ
未来編絶望編の4種類のOPEDのうち、カミイロアワセのジャケットのみアニメ絵が一切使われていなかったので、エビテンの特典のブロマイドのイラストは描きおろしなのかな…?と思ったら、裏ジャケットにバッチリ日向と七海が映っていました。最高。
今回のOPEDでは、TV放送時点ではこのカミイロアワセが一番お気に入りでした。
おしゃれなOP映像に、綺麗ながらもどこか不安になるようなサウンド、binariaの2人の透き通るような歌声が組み合わさり、今にでも割れてしまいそうなガラスのような透明感を出しているのが、絶望編の雰囲気にマッチしていてもう先行上映の時点で気に入ってました。
ということで楽しみにしていたFULLを聞いてみたところ、期待通りの完成度。感動してしまいました。
1番でAnnabelメイン、2番でやなぎなぎメイン、ラスサビは二人で一緒に歌っているのは、日向とカムクライズルを表しているのかな?素晴らしい。
どこか歯車がズレていくような間奏といい、1番の歌詞「絶望、希望 すれすれ紙一重」が2番で「絶望?希望?君?僕?表?裏?」になってるところいい…もう…
いろんな解釈が出来る歌詞だと思うんですけど、個人的には日向とカムクラ、あと少しだけ七海視点も入っている歌だと思います。
OP映像で七海が映っている1番の部分、「暗がり、そっと 君の手を引いて」は七海視点の歌詞っぽいですし。
ラスサビの歌詞「まだ絶望?希望?すれすれ紙一重 それも愛しいんだ 君が選ぶなら」って部分は、スーダン2の6章の七海の台詞「それがどんな未来だろうと…キミ達が進み続ける限りは私は消えてなくならない」「希望も絶望も背負ったキミ達なら、きっと、未来だって創れるよ」を思い出しました。
カップリング曲の「reino blanco」も、”奪われたその名”という歌詞や、「主人公」という意味の”プロタゴニスト”から、こちらも日向とカムクラのイメージなのかな?
こちらも神秘的な感じでお気に入りです。
絶対希望バースデー
明るい曲調、幸せなED映像(日向がいないけど)により、暗い雰囲気であろう絶望編の清涼剤となっている曲。3話はこのEDがなかったからさらにつらかったところがある…
まさに狛枝の歌、って感じの曲。wow wow...でテンション上がる。
緒方さんが「2番以降を是非聞いてほしい」ということで聞いてみたところ、「これ本当に歌ってるの女の人だよね?」ってなりましたね。流石緒方さんだ…
2番の「最幸のキミを魅せてよ」って歌詞は、苗木くんを連想させますね。召使いから苗木くんへの心境を歌った歌なのかな?
「絶望だけが生み出せる絶対的希望」…彼が絶望堕ちした理由もそれだしなあ。絶望編の狛枝の歌として非常にマッチしている一曲。
「絶対希望バースデー」が狛枝凪斗の表の顔。そしてカップリング曲の「残桜 -zanka-」は、裏の顔。
幸運という才能に縛られた、常人とは違う人生しか歩めない彼が、それでも平凡に生きたいという切なる願いを綴る歌。緒方さんの作詞が素晴らしすぎる…
狛枝は、「才能を持っている人間は、それに縛られた生き方をしてしまう」というダンガンロンパのテーマをよく表しているキャラクターですよね。隕石で両親を亡くし、膨大な遺産を手に入れたり、誘拐されたがそのことによって大当たりの宝くじを手に入れたり…あんな考え方になるのも納得。
そんな彼が唯一救われるともいえるのが、アイランドモードのエンディングですよね。日向と友人になることだけでも、狛枝にとっては本当の幸運であり、本当の救いとなるわけで。
残桜いい曲だなぁ…カップリング曲だからそこまで目立つわけではないんですが、もっと評価されてほしい。
というわけで、両シングルともスーパーダンガンロンパ2が好きな人なら間違いなく買いです。おつりが間違いなく来る。
さて、8月10日には未来編ED「Recall THE END」、17日には未来編OP「DEAD OR LIE」が発売されますね。もちろん両方とも買います。楽しみだ…