2022年に触れた作品の振り返り
現在2022年12月31日。あと数時間で、2023年がやってきます。
今年やり残したことは一つ。このブログでの、振り返り記事を書くこと。
2年前は全てをサボっていたので何も書けなかったし、去年はnoteにたくさん記事を書いたので満足していましたが、3年ぶりにちゃんとこのブログで振り返りを書こうと思います!
なお、この記事は期限設けないと書けない人のための Advent Calendar 2022の25日目の記事です。あれ?今日クリスマスだっけ?おかしいな……国際展示場でいっぱい本買ってたんだけどな……
今年は本当に色々なことがありました。
念願のKeyオリジナルソシャゲのヘブバンが始まり大ヒットしたり、サマポケ旅行に行ったり、人生初同人誌出したり、今までにないぐらいアニメ映画にドハマリしたり。触れた作品数はここ数年で間違いなくトップでしたし、目標にしていた自分の同人誌発行も叶えられたし、充実した日々でした。
と、同時に、楽しいことばかりでもない一年でした。ずっと追いかけてたゲームがサービス終了するとか、近年トップクラスに好きなキャラの声優交代を続けて2回も報されるとか、他にも色々。こういった出来事をあまり経験してこなかったのは幸福だったんですね。当たり前は当たり前じゃないと自覚しました。もうこの傷は塞がることはないと思います。背負っていくしかないんでしょうけど。
ですが、最後ぐらいは楽しく終わりたい。というわけで、今年お気に入りの「作品」「キャラクター」「関係性」「音楽」の4部門をそれぞれ振り返っていきます!全作品長文たくさん書くぞ!!……といきたいのですが、流石に数が膨大で時間がかかりすぎるので、簡潔に←すいません結局めっちゃ長くなりました
あと今年は個人的なベスト5を決めてみました。とはいっても順位付いてない作品も本当に大好きなのばかりだし語ろうと思えばひたすら話せるものばかりです。割と気分で決めてるところあるのであんまり気にしないでください。
ではでは、前置きがだいぶ長くなりましたがまず作品から振り返っていきます。ネタバレはないです。
続きを読む滅び行く世界で運ぶべきもの『終のステラ』感想【ネタバレ注意】
人間と機械の、旅の記憶──
2022年9月30日に発売されたKey最新作であり、2020年発表キネティックノベル三作のラストを飾る『終のステラ』
諸々立て込んでいてプレイが遅れましたが、ようやくクリアしたので感想記事です。
以前記事を書いたルナリアと同じく、「選択肢なし・お手軽価格・短編ノベルゲーム」であるキネティックノベルという分類の作品です。DL版なら値段が1980円と安いですし、プレイ時間はボイスを全て聞いても7~8時間程度なのでオススメです。
個人的には、Keyに触れたことない人に一作品勧めるなら間違いなく終のステラだなと思いました。短いボリュームでありながら全てのテキストが面白く、ラストには大きな感動が待っている大傑作でした。前々作のLOOPERSも前作のルナリアも文句のつけようがない大満足の作品でしたが、好みの度合いで言うと今回が一番でした。というか人生でプレイした短編ゲームで一番好きです。
今回は主人公が34歳の大人ですし対照的にヒロインは12歳ほどの外見のアンドロイドである都合上、恋愛要素がゼロなのでギャルゲー色は皆無。SWAVさんによる美麗なイラストもあり、これまでKey作品を敬遠していた人も受け入れやすい作品だと感じました。シナリオは有名ライターからよく名前が挙がるあの田中ロミオさんですし、オススメです!
あと木村良平さんと指出毬亜さんのファンはやった方が良いと思います。演技が凄すぎる。
というわけで、あまりに素晴らしい作品だったので宣伝が長くなってしまいましたが、以下感想本文です。
なお、この記事は期限設けないと書けない人のための Advent Calendar 2022の8日目の記事です。あまりに面白くて、書くこと多すぎて遅刻しました。一万字も書いたの久しぶりだよ。
ネタバレ注意!
続きを読む味気ない世界も悪くないね――映画『夏へのトンネル、さよならの出口』感想
10月1日。
いつメンと原神スイパラ会を堪能した後即解散したのでこのまま帰ろうかと駅に向かっていたところ、Twitterでバズっていたボーイミーツガール映画が30分後に上映することを知る。このまま帰るのももったいないし残り4席になるぐらい人気なので、とりあえず見に行くことにした。
そして、あっという間のようでとても長いような、自分が求めていたものを全部くれた、まるでウラシマトンネルの中のような83分を味わった後、今は終わりのない幸せに包まれ続けている――
というわけで映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の感想です。
ここまでぶっ刺さった映画は続き物のシンエヴァを除くと3年前の天気の子やHELLO WORLD以来だし、両方ともじわじわ好きになっていったタイプなので、見てから毎日起きてから寝るまでひたすら主題歌をリピートしてるレベルのハマりっぷりとなると人生で初めて。生きてればいい出会いありますね。しかしこの2つと並べると……ほんとになんていうか……ボーイミーツガールばかり好きになるのが自分なんだな……
原作を読んでから書こうと思ったのですが、とりあえず初見での感想を残しておきたいので今書きます。というか、今色々なことに手を出していてやるべきことがたくさんあるんですけど、塔野カオルと花城あんずのことしか考えられなくなったせいで手につかない状態です。脳みそを一旦落ち着かせるには、感想を書く荒療治を行うしかなかった。
当然のことながら、以下ネタバレ全開なので注意。
まだ見てない方はめちゃくちゃおもしろい映画なので是非見に行ってください!!好みはあれど作品のクオリティは間違いなく高いと断言します。責任取ります。上映からもう3週間経った今、大ヒット作とは残念ながら言えないため公開が終わる場所も多いので少しでも気になったら急ぎましょう。夏が終わる今の季節にぴったりの映画ですし、絶対映画館で見た方がいいです。そして見てくれた貴方に刺さってくれたら、嬉しい。
続きを読む月と地球を繋ぐ奇跡『LUNARiA -Virtualized Moonchild-』感想【ネタバレ注意】
キミと駆ける。奇跡だけを信じて――
2020年のクリスマスイヴに発売されたKey最新作『LUNARiA -Virtualized Moonchild-』
3週間ほど前にクリアしたので、そちらの感想記事です。年明け一発目の記事!ちなみに去年の振り返りや今年やりたいことについての記事を書くつもりでしたが書けるか怪しいです。というかもう1月終わるじゃん。怠惰。
Key発売ゲームの中でもキネティックノベル(簡単に言うと選択肢なしの短編ノベルゲーム)という分類で、DL版なら値段が1980円と安めですし、プレイ時間がボイスじっくり聞いても7時間程度で済む手軽さなのでオススメです。
ルナリアもキネティックノベル前作のLOOPERSもめちゃくちゃ面白かったですし、Keyをまだやったことない人でも古くからのファンでも楽しめる出来だと思います。2020年以降のKeyのゲーム作品、全部面白い……嬉しい……これだけで人生楽しい……
あ、前に言ってたサマポケRBとLOOPERSの感想記事の完成はだいぶかかりそうです。特にサマポケに関しては好きすぎるしKeyへの感情が爆発しすぎてなかなか書けない……LOOPERSは再プレイしてから書こうかな。
というわけで前置き長くなりましたが感想です。他Key作品の話(特にLOOPERS)もネタバレなしの範囲でしつつシナリオやキャラについて書いていきます。
ネタバレ注意!
続きを読む「Caligula-カリギュラ-」シリーズのススメ (未プレイ者向け、おすすめプレイ順など)
8月から 偶像殺し×現代病理をテーマとした学園ジュブナイルRPGのカリギュラシリーズをプレイし最新作の2まで2ヶ月でプレイし終えたんですが、本当に楽しくて忘れられない心に残る体験ができたので……
今回は、カリギュラについて
「プレイしてみたいんだけど、どこからやればいいのか分からない……」
「名前を聞いて興味はあるけどどういう作品か分からない…あらすじが知りたい!」
といった方々のために、
「このプレイ順がオススメ!」
「こういうところが魅力的!」
といったことをお伝えするための記事です。シリーズ2作しかないけども。
癖が強いので人を選ぶ作品では間違いなくあるけども、刺さる人には刺さるタイプのゲームなので是非。有名ボカロP陣が作中のボーカル曲を担当しているので楽曲のクオリティは本当に高いし、それが目的でも充分楽しめると思います。
なお、この記事は主にnoteの方でやっている期限設けないと書けない人のための Advent Calendar 2021 - Adventarの14日目の記事です。過去2回分用意した作品のおすすめ記事ということでせっかくなので今回はこちらのブログで……遅刻した分結構書きました。
物語の具体的なネタバレは当然のことながらありませんのでご安心ください。
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